データを活用するための情報基盤技術を教育し、
新しい情報システムの開発に貢献できる人材を育成します。
情報システム工学科の学習・教育目標
- 社会人として広い視野を有し、高度情報社会における技術者の役割と社会的責務と重要性を理解する技術者の育成
- 情報システム工学の基礎となる物理学、数学など自然科学の基本法則を理解した技術者の育成
- 情報システム工学分野の幅広い知識と専門知識を有し、この分野で指導的な職責を果たせる技術者の育成
- 論理的思考能力を高め、問題解決や研究課題の遂行を合理的に推進できる技術者の育成
- コミュニケーション能力を磨き、社会および地域から要請される問題を自主的・合理的に処理できる技術者の育成
学科キーワード
- □テレイグジスタンス
- □XR(AR/MR/VR他)/バーチャルリアリティ
- □ネットワーク
- □デジタルツイン □スマートシティ
- □IoT
- □行動変容
- □システム動的デザイン
- □人間情報理解
- □AI応用
- □GPGPU
- □ヒューマンインタフェース
- □五感情報処理
- □ヒューマンインフォメーション(人間情報)
- □生体情報
- □ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)
- □画像処理
- □コンピュータビジョン
- □3Dディスプレイ
関連資格例
基本情報技術者 応用情報技術者 電気通信主任技術者
(※)試験科目免除等の申請は行わない
将来の仕事
IT関連産業 ソフトウェア・システム開発企業
電子機器、電子部品メーカー など
双方を便利にしていく学問です。
教授 岩本 健嗣

情報システム工学とは、何でしょう。私は「日々まさに生きている、リアルな世界」と「VRやメタバース等による、サイバー上の バーチャルな世界」の接点に身を置き、双方をより便利にしていくために、ネット技術等を駆使して研究・開発していく学問であると考えています。
リアル空間で得た技術をバーチャル空間に取り込んだり、逆にフィードバックしたり…。もちろん単にリアルとバーチャルの融合を図るだけでなく、分けるべきことはしっかり分けることも重視しつつ「橋渡しする技術職」として、学生たちと共に日々奮闘しています。
私自身、例えば市町村の人口問題を扱う会議の座長を務めたりもしています。「情報分野の専門家が、どうして人口問題に?」と思うかもしれませんが、もはや情報分野の知見、知識無しでは、人口問題にしても産業構造の話にしても議論することのできない時代になっています。情報技術を通して、現在と未来の橋渡しをするという側面もあるわけです。そして本学科は、そんな情報分野のエキスパートを育成するために存在するのです。
山積する社会課題に対し「情報技術」という立場からアプローチし、解決に近づく。情報システム工学科は「社会に、いかに役に立てるか」が重要なミッションです。熱い仲間たちの入学を、心から願っています。
受験生へメッセージ
「情報技術を通して、世の中を良くしたい。社会課題を解決したい」という気概、意欲を持っている人こそ、本学科を目指してほしい。そういうモチベーションに応えられるプログラムもたくさんあり、教育内容にも満足してもらえるはずです。
講座紹介
- 情報基盤工学講座
- 豊かな情報化社会を実現する基盤となる、センサ利用技術・ソフトウェア応用技術を利用した高度な情報システムや、社会情報デザインを行うための、人の行動や活動の認識・変容技術、3次元情報取得などの高度な映像処理・表示技術に関する研究を進めます。
- 情報システム分野
視覚メディア分野
社会情報デザイン分野

情報システム分野:
eスポーツを用いた介護予防用関節可動域測定システム
- 情報応用工学講座
- 現実と仮想世界のヒトや分身をはじめ、モノやコトが生み出す膨大なデータを解析・提示する研究を行います。特にVRやテレイグジスタンス、人間情報の分野を重点領域とし、あらゆるヒトをつなげる情報技術を開拓します。
- テレイグジスタンス分野
バーチャルリアリティ分野
人間情報分野

人間情報分野:
モーションキャプチャによる精密な人体動作の計測
授業ピックアップ
- ヒューマンインタフェース
- ヒトの動きを計測してアバターを操作する。考えるだけでコンピュータを動かすといった最新のインタフェース技術を取り上げます。ヒトの行動や生体情報を計測・解析する手法や、バーチャルリアリティを活用した研究も紹介します。
