知能ロボット工学科

知的なソフトウェアと高機能なハードウェアを統合し、未来の知能ロボットを創成する。

情報・機械・電子の3つの工学分野に立脚する
ロボットに関わる工学やデータサイエンスの
基礎を教育するとともに、
革新的な科学技術を創造できる人材を育成します。

知能ロボット工学科の学習・教育目標

  • 人間性豊かな創造力と実践力を兼ね備えた人材の育成
  • 知能ロボット工学分野における基礎的学力を有する人材の育成
  • 知能ロボット工学分野における幅広い知識と専門的学力を有する技術者の育成
  • 高いコミュニケーションカ、表現力を有する人材の育成
  • 技術者倫理を理解し、責任感を持って総合的な問題解決能力を有する人材の育成

学科キーワード

  • □知能ロボット
  • □ロボット社会実装
  • □人工知能
  • □バーチャルリアリティ
  • □精密工学
  • □加工情報処理
  • □半導体デバイス
  • □マイクロセンサ技術

関連資格例

機械設計技術者 電気主任技術者 
情報処理技術者 CAD利用技術者

将来の仕事

ロボット・メカトロニクス関連 工作機械関連 
輸送用機械関連 電気機器関連 電子部品関連 
半導体関連 情報通信関連 ソフトウェア関連 など

課題を解明する喜びを、皆で分かち合える。
刺激的で楽しい学科です。

准教授 澤井 圭

 知能ロボット工学科は、ハードウェア・ソフトウェアの双方に寄り添った技術者の育成を目指す学科です。これまでは工学部内での学科でしたが2024年度から新設の情報工学部内に再編されますので、今後データサイエンスの知識も取り入れることにより、生成AIのように急激な進化を遂げる可能性を秘めています。私自身はこれまで遠隔操作や農業用ロボットの開発などを中心に研究を進めてきましたが、これらも大きく変化していくかもしれません。
 本学科、特に研究では「分からないこと」を楽しんでほしいです。受験勉強における「分からない」とは全く種類が異なります。受験勉強は基本的に本を読めばある程度理解できるようになりますが、大学では「自分で考えて、自分で調べて、自分でものを作って」を何度も行う。言わば「分からないことを貯めていく」ような作業です。でもそうやって分からないことは何かを明確化していくうちに、突然「解ける瞬間」が降ってくるんです。大学ですので学生のアイデアだったり教員のヒラメキだったり、きっかけは様々ですが、そこは本当に面白い!学生や先生といった立場を超え、みんなで分かち合うことのできる達成感は、刺激的でたまらないものです。そんな楽しさを、皆さんと一緒に共有していけたらと思っています。

受験生へメッセージ

 どうしても日々、受験勉強一辺倒になりがちですよね。けれど理系を目指すなら、何らかの「ものづくり」にぜひ挑戦してみてほしいと思います。簡単なものでいいんです。その経験がきっと、自分のやりたいことの発見につながるはずですよ。

講座紹介

機能ロボティクス講座
 旧来の学問領域に縛られず、高機能なハードウェアと知的情報処理ソフトウェアを統合した、次世代に求められる知能ロボットの創成を目指します。

ドンマス教授ロボットによる講義
知的インタフェース工学講座
 視覚・聴覚・音声・ジェスチャなど、人の柔軟で優れた情報処理を解明し、コンピュータやロボットを人のように賢くするインタフェースの実現を目指します。

音像定位実験用スピーカアレイ
精密工学講座
 ロボットが活躍する生産現場や先端医療・看護・福祉への応用を実現するため、加工情報処理や知的計測の基礎研究とその応用技術の開発を目指しています。

航空機部品の高能率・高精度加工の研究
知的電子デバイス講座
 未来のロボット技術に必要となる、革新的なマイクロセンサ技術や半導体デバイスの開発、応用に関する研究を行っています。

もみ殻由来シリコンを負極に用いたリチウムイオン電池の性能評価

授業ピックアップ

ロボット設計工学
 設計プロセスの全体像と各プロセスを理解し、実際にお題に合わせたロボットを設計する力や、仕様に合わせてロボットの各要素を選定する力を身につけます。ロボット創造演習の授業と連携し、設計から製作まで全ての工程を学びます。

知能ロボット工学科 研究室紹介
教授 モクタリ パーハム

知能ロボット工学科 研究室紹介
講師 野田 堅太郎

知能ロボット工学科 模擬講義
ロボットと友達になれるのか?
准教授 増田 寛之

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