情報を軸とする工学の専門知識を教育することで、
工学のマインドを持ったデータサイエンスの
エキスパートを育成します。
データサイエンス学科の学習・教育目標
- 社会人として幅広い教養と洞察力を有し、社会的責務と役割を理解した研究者・技術者の育成
- データサイエンスの基礎となる数学やプログラミング、コンピュータの専門知識を理解した研究者・技術者の育成
- データサイエンスの応用分野に関する専門知識を有し、これらの分野で指導的な職責を果たせる研究者・技術者の育成
- 論理的思考能力を有し、また価値創造につながる問題解決を遂行できる研究者・技術者の育成
- コミュニケーション能力が高く、社会や地域と協働できる研究者・技術者の育成
専門科目カリキュラム
※令和6年度開始予定のカリキュラムです。
学科キーワード
- □確率統計
- □機械学習
- □最適化
- □人間行動認識
- □ビッグデータ解析
- □画像処理
- □インタラクション
- □教育工学
- □ソフトウェア工学
- □システムモデリング
- □オペレーションズ・リサーチ
- □サービス科学
- □プログラミング
関連資格例
情報処理技術者 G検定・E資格 統計検定
将来の仕事
情報産業(通信、IT、コンサルティング、メディア)
製造業 製薬 金融 教育 医療·保険
流通小売業 国家・地方公務
など
新しい価値を創造できる学科です。
教授 中村 正樹

受験生の皆さんは「データサイエンス」という言葉をご存じでしたか?
「数学や統計学などを用いてデータを分析し、隠れている未知の知識、価値を見つけ出す」それがデータサイエンスです。データの中には、未来を予測するような何かが眠っていることが少なくありません。魅力的で、ワクワクする学問と言っていいでしょう。
10年ほど前にハーバード・ビジネス・レビューの中でデータサイエンティストが「21世紀で最もセクシーな職業」という表現で紹介されました。以来、現在までの間にコンピュータのパフォーマンスが向上し、その結果「分析されていないデータがますます増えてしまっている」という状況になっています。データサイエンティストの重要性がさらに高まっていることは、疑う余地もありません。
そのような状況下で2024年4月に誕生するのが、富山県立大学情報工学部データサイエンス学科です。ここで学び、高度な技術を身につけたデータサイエンスのエキスパートが社会へと羽ばたいていくことを、国はもちろん、企業サイドも待ち望んでいます。今後どんな企業でも、データサイエンティストがいないと成り立たないという時代の到来が予想されているからです。
データサイエンスで、一緒に未知の領域に挑戦してみませんか。
受験生へメッセージ
受験という意味ではどの科目も大切ですが、データサイエンス学科の場合、入ってから特に必要となるのが数学です。プログラミングに興味があるかどうかもポイント。数学とプログラミングが好きなら、きっと楽しく学んでいけるはずですよ。
講座紹介
- システム数理学講座
- 地球、社会、人間、生体、人工物などを包含する広範な「システム」に内在する意味のある情報であるシステム情報の処理・利活用のためのデータ応用技術の創出に寄与することを目指します。

マルチエージェントシミュレーションによる交通行動の再現
- 知能情報学講座
- AIやデータサイエンスの知見を用いて障がい者や人の学びを支援するインタフェースを開発するとともにその評価にも取り組みます。

画像上における視点の空間分布
授業ピックアップ
- データマイニング応用
- データのばらつきや偏りを統計学や人工知能などを用いて調べることで、浮かび上がってくる知識。授業では、自然や社会の実際のデータを題材に、コンピュータも駆使しながら知識を取り出す方法を学びます。

データサイエンス学科紹介
教授 中村 正樹